リモコンでタイトルを一文字ずつ入力するあの作業、地味にストレスじゃないだろうか。カーソルを合わせて決定を押して、間違えたら消して、を繰り返すうちに見る気力まで削られていく。そんな不満から、家にあったスマートスピーカーの音声操作でVODを探せないか試してみた。
作品名を声で検索するだけで一気に時短になった
スマホだけで動画配信を楽しんでいた頃と比べても、声で検索できるようになってからの快適さは段違いだ。リモコンの文字入力に比べて、作品を探す時間が体感で半分以下になった。「〇〇の続きを再生して」と言うだけで該当話数まで飛んでくれるのも便利で、リモコンのボタンを何度も押す手間がまるごと消えた。カタカナのタイトルでも認識精度は思ったより高く、聞き取りミスはほとんど起きなかった。
家族の声にも反応するので使い分けがラク
モバイルバッテリーを気にしていた外出先とは違い、自宅では両手が塞がっていても声だけで操作できるのが便利で、料理をしながらでも次に見る作品を予約できるようになった。子どもが「アニメ見せて」と話しかけても反応してしまうので、キッズプロファイルと連動させる設定も後から調整した。呼び出しのキーワードを工夫すれば、誰が話しかけても同じ結果にならないよう分けられることも分かった。
難点があるとすれば、テレビの音量が大きいと声を認識してくれないことと、マイナーな作品名や海外タイトルの読み方によっては聞き取ってもらえないことだ。そういうときは結局リモコンに戻るのだが、それでも全体としては圧倒的に楽になった。長い邦題や続編ものの数字が絡むタイトルは特に苦手で、そこは今後の改善に期待したい部分だ。
音声操作は万能ではないものの、探す作業のストレスをかなり減らしてくれる。導入コストも思ったより低いので、リモコン操作に疲れている人には試してみる価値があると思う。今では休日にソファでくつろぎながら、声だけで次の作品を決められるのが当たり前になった。
意外だったのは、複数のVODサービスを横断して検索できる点だ。「〇〇が見たい」と話しかけると、契約しているサービスの中から自動で該当する配信元を選んで再生してくれる。以前はどのアプリに入っているか自分で調べてから開き直していたので、この手間が省けたのは想像以上に大きかった。
子どもの発音でも意外と認識してくれることが多く、まだ字が読めない年齢でもリモコン操作なしで見たい番組にたどり着けるようになった。家族全員がストレスなく使えるようになったのが、導入して一番よかった点かもしれない。
導入前は「音声操作なんて結局リモコンで十分では」と半信半疑だったが、実際に使ってみると生活動線そのものが変わった。ソファに座ったまま、キッチンから、玄関で靴を脱ぎながらでも声だけで次に見る作品を指示できるのは、想像していた以上に日常のちょっとした場面で効いてくる便利さだった。


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