海外ドラマの登場人物が覚えられないときにやっている整理

海外ドラマを三話まで見て、誰が誰だか分からないまま話が動き出し、そこで止めてしまったことが何度かある。面白くないのではなく、人物の関係が頭に入る前に置いていかれる。これは自分の記憶力の問題だと思っていたが、いくつか手を打ってみたら、止まる回数がはっきり減った。うまくいったものと、そうでもなかったものを分けて書いておく。

つまずいていたのは名前ではなく関係のほう

最初は名前を覚えようとしていた。ところが振り返ると、詰まっていたのは名前そのものではなかった。

  • 誰と誰が味方で、誰と誰が対立しているのかが分からない
  • 同じ役職や似た立場の人が複数いて、どちらの話をしているのか追えない
  • 回想で若い頃の姿が出てきて、別人だと思ってしまう
  • 愛称と本名の両方で呼ばれていて、二人いると勘違いする

最後のひとつは、気づいたときに拍子抜けした。同じ人物を場面によって別の呼び方で呼んでいただけで、こちらが二人いると思い込んでいた。これが分かってからは、聞き慣れない呼び方が出てきたら「別人かもしれないし同じ人かもしれない」と保留するようになった。

試した四つ

一話目だけメモを取る

最初にやったのがこれで、名前と立場を紙に書いていった。効果はあったが、続かなかった。画面から目を離す時間が長く、そのあいだに場面が変わってしまう。一時停止しながら書けば漏れないが、今度は一話を見終えるのに倍かかる。今は使っていない。

一話目を二回見る

これは効いた。一周目は分からないまま最後まで流し、二周目で人物を追う。二回目は筋が分かっているので、誰がどこにいるかに注意を向けられる。一話ぶんの時間は余計にかかるが、三話で挫折して丸ごと捨てるより結果的に安い。長いシリーズほど効果が大きかった。

公式の人物紹介を先に開く

配信サービスの作品ページや公式サイトに、主要人物の一覧が載っていることがある。顔写真と一行の説明があるだけで、初回のつまずきがかなり減った。ただし関係性まで書いてあるものは先の展開に触れていることがあるので、説明文は読まずに顔と名前だけを見るようにしている。

見る間隔を空けすぎない

これがいちばん地味で、いちばん効いた。一週間空けると、前回誰が何をしたかを思い出すところから始まる。二、三日のうちに次を見ると、記憶が残っているぶん人物が定着する。逆に言うと、忙しくて間隔が空きそうな時期に新しいシリーズを始めないほうがいい。

結局こういう順番に落ち着いた

  1. 作品ページで顔写真の一覧だけ眺める。説明文は読まない
  2. 一話目は分からなくても止めずに最後まで流す
  3. その日のうちか翌日に、一話目をもう一度見る
  4. 二話目以降は、二、三日以内に次へ進む

三番目を飛ばして進むと、だいたい四話あたりでまた分からなくなる。面倒でも一話目の二周目を入れたほうが、その後が楽になる。

それでも合わなかった作品

手を尽くしても頭に入らなかったものもある。振り返ると、登場人物が多いこと自体より、次のような作りのものが自分には難しかった。

  • 複数の家族や組織の話が並行して進み、一話のなかで場所が何度も切り替わる
  • 時代が行き来して、同じ人物の別の年齢が入れ替わりで出てくる
  • 群像劇で、明確な主人公が置かれていない

これらは自分の集中の持ち方と合わないだけで、作品の欠点ではない。合わないと分かった時点で閉じるようにしてからは、無理に消化して疲れることがなくなった。切り上げる判断の基準は合わない作品を切り上げるときの線引きに書いている。

よくある疑問

吹き替えにすれば覚えやすくなるか

自分の場合はなった。字幕だと文字を読むことに意識が行って、顔を見ている時間が短くなる。ただし吹き替えは声で人物を区別することになるので、声質が似ている配役だと逆に混乱することもあった。どちらを選ぶかの目安は字幕と吹き替えの向き不向きにまとめてある。

倍速で見ると余計に分からなくなるのでは

一話目に関しては、そのとおりだと思う。人物の表情や間合いが情報になっているので、そこを削ると関係が読み取りにくい。人物が頭に入った四話目以降なら、速めても筋は追えた。

前のシーズンの人物を忘れてしまう

新シーズンが始まる前に、前シーズンの最終話だけを見返すのが手っ取り早い。あらすじの文章を読むより、実際の顔と声を一度入れたほうが戻りが速かった。

まとめ

覚えられなかったのは名前ではなく関係のほうで、しかも原因の半分は見る間隔にあった。一話目をもう一度見る、間隔を空けない、この二つだけでも途中で止まる回数は減る。それでも入ってこない作品は自分と作りが合わないだけなので、早めに閉じてしまっていいと思う。

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