VODの「あとで見る」リストを定期的に整理したら、積み動画がかなり減った

配信サービスに登録してからというもの、気になった作品を片っ端から「あとで見る」リストに放り込む癖がついていた。数か月も経つ頃には、リストの中身はゆうに100件を超えていて、スクロールしてもスクロールしても終わりが見えない状態になっていた。いわゆる「積読」ならぬ「積み動画」というやつだ。

こうなると厄介なのは、リストを開くこと自体が億劫になることだ。せっかく面白そうだと思って追加したはずなのに、いざ視聴の時間ができても「結局どれを見ればいいか分からない」という逆説的な状態に陥ってしまう。選択肢が多すぎることが、かえって視聴のハードルを上げていることに、しばらく気づけなかった。

見るものがないと感じているのに、実際にはリストの中に見たいはずの作品が大量に眠っている。この矛盾に嫌気が差して、ある月末に思い切ってリストの棚卸しをすることにした。

月に一度、15分だけリストを見直す

やり方は単純で、月末に15分だけ時間を取り、リストの中身を上から順に次の3つに仕分けていくだけだ。

  • 今すぐ見たい作品 → リストの上位に固定する
  • まだ興味はあるが優先度は低い作品 → そのまま残す
  • 追加した当時の熱がすでに冷めている作品 → 削除する

最初にやったときは、100件を超えていた作品のうち半分近くが3つ目の「熱が冷めた作品」に該当した。当時話題になっていたから、あるいはホーム画面のおすすめに出てきたからという理由だけで、深く考えずに追加していた作品が、自分で思っていた以上に多かったことに正直驚いた。

減らしたことで見えてきた変化

リストを半分以下まで減らしてから、視聴前に「結局何を見るか」で迷う時間が体感でかなり短縮された。以前は開くだけで疲れていたリストが、今では10分もあれば全体を見渡せる分量に収まっている。

さらに副次的な効果として、削除する作品を一つひとつ吟味していく過程で、「自分が本当に見たいジャンルや作風」が以前よりはっきり見えるようになった。惰性で追加を重ねていた頃には気づかなかった、自分の好みの傾向のようなものが少しずつ浮かび上がってきた感覚がある。

追加するときのルールも見直した

棚卸しを繰り返すうちに、そもそもリストに追加する基準自体を見直すようになった。以前は「気になったら取りあえず追加」だったが、今は追加する前に「一週間以内に見る可能性が高いか」を一瞬考えるようにしている。可能性が低いと感じたものは、追加せずにその場でスルーする。この一手間を挟むだけで、リストが際限なく膨らむスピード自体が緩やかになった。

もちろん、月に一度の棚卸しをうっかり忘れてしまう月もある。それでも、リストが際限なく膨らみ続けていた頃に比べれば、「見たいものがあるはずなのに選べない」というストレスは確実に減った。同じように「あとで見る」リストが手に負えなくなっている人には、一度まとめて向き合う時間を作ってみることをおすすめしたい。

リストではなく契約そのものを整理した話は動画配信サブスクの整理術|使ってみて分かった見直しのコツに分けて書いた。

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