動画配信サービスには、月額料金の一部がポイントで還元されたり、新規登録の特典がついたりするものがあります。数字だけ見ると得に思えるのですが、実際に何本か契約して受け取ってみると、得になる条件はかなり限られていました。どこまでが本当に得なのかを整理しておきます。
先に結論:得になる場合と、ならない場合
得になりやすい
- もともと契約するつもりだったサービスに、たまたま特典がついている
- 還元されたポイントを、普段の買い物でそのまま使える
- 無料期間が長く、合うかどうかを見極める時間として使える
得になりにくい
- ポイントの使い道がそのサービス内に限られている
- 特典目当てで、見る予定のなかったサービスまで契約した
- 有効期限が短く、気づいたときには失効している
- 特典を受けるために年単位の契約が条件になっている
ポイント還元で確かめておく三つ
どこで使えるポイントなのか
「月額料金の一部が毎月戻ってくる」と書かれていても、その使い道がサービス内の課金に限られている場合、実質的な割引にはなりません。外でも使える種類のポイントなのかどうかで、価値がまるで変わります。
有効期限はいつまでか
これで一度失敗しました。付与されたことに満足して使い忘れ、期限を過ぎて消えたことがあります。付与のたびに使い切るか、月に一度まとめて確認する日を決めておかないと、数字の上だけの得で終わります。
還元率の条件に上限がないか
率が高く見えても、月あたりの上限が設定されていることがあります。上限に当たると、そこから先は通常の料金と変わりません。率だけでなく、実際に戻ってくる金額の上限まで見ておくほうが正確です。
新規登録キャンペーンの見方
条件は頻繁に変わる
無料期間の延長や初月無料といった内容は、かなりの頻度で変わります。「前に見たときと条件が違う」ことは普通に起きるので、契約するタイミングで公式の案内を見直すのが結局いちばん確実でした。まとめ記事の情報は古くなっていることがあります。
特典のために新しいアカウントを作らない
新規登録限定の特典欲しさに、別のメールアドレスでアカウントを作り直したことがあります。ただ、視聴履歴やお気に入りがリセットされる手間を考えると割に合いませんでした。積み上げた履歴のほうが、目先の特典より価値があります。
「お得だから」で契約本数を増やさない
特典につられて何本も契約すると、見きれないまま月額だけ払い続けることになります。自分もこれで一度膨らませてしまいました。特典はあくまで後押しで、判断の軸はあくまで「そのサービスに見たい作品があるか」に置いたほうが、長い目で見て満足度が高くなります。
本数を増やしたあとに整理した経緯はVODの解約で後悔した5つの落とし穴のほうに書きました。増やすときより減らすときのほうが手間がかかります。
還元より効いた節約
一年ほど試して分かったのは、ポイントで戻ってくる額より、契約の本数を一つ減らすほうがはるかに大きいということでした。還元率が数パーセント動くかどうかを比べている間に、見ていないサービスを一つ解約すれば、その月の支出は丸ごと減ります。
- 直近ひと月で一度も開かなかったサービスを数える
- 見たい作品が一本もない月が二回続いたら、そこで解約する
- 年払いにしているものは、更新月をカレンダーに入れておく
- 家族の誰かが契約していないか、一度突き合わせる
- 通信契約に付いてきているぶんがないか確認する
最後の項目は実際にありました。契約した覚えのないサービスが使える状態になっていて、それと別に同系統のものを自分で契約していた、ということが起きます。特典の比較より先に、いま何を契約しているかを一覧にするほうが効きます。
実際にやめたこと
- 特典の比較記事を何本も読み比べる。時間のほうが高くつく
- 還元率だけでサービスを選ぶ
- 無料期間を取るためだけに登録して、見ないまま終わらせる
- ポイントを貯めてから使おうとする。もらったら早めに使う
- キャンペーンの終了日に合わせて契約を急ぐ
落ち着いた判断基準
いろいろ調べた末に、「月額料金が自分にとっての価値と釣り合っているか」だけを見る形に落ち着きました。お得情報を追いかける時間そのものにもコストがかかっていると気づいてから、比較にかける時間を減らしています。結果として、契約するかどうかの判断自体も早くなりました。
還元を狙うなら、どの支払い経路を通すかも合わせて考えたほうがいいです。比較した結果は動画配信サービスの支払い方法を比較した記事のほうに書きました。
友達紹介の特典はどう扱うか
還元やキャンペーンと並んで目にするのが、紹介コードを使う形の特典です。自分も一度使いましたが、割引そのものより気の使い方のほうが印象に残りました。
- 入力するだけで割引が入るので、手間という意味では一番軽い
- 紹介した側にも特典が入る仕組みだと、頼むほうがどうしても気を使う
- 使えるのは新規登録のときだけ、という条件がついていることが多い
- 見知らぬ人のコードが出回っていることもあるが、規約で認められていない場合がある
結局、もともと契約するつもりだったサービスで、身近な人がすでに使っている場合にだけ使う、という線引きにしました。特典のために誰かに頼む形になると、金額に見合わない気疲れが残ります。
よくある疑問
無料期間だけ使って解約するのは問題ないか
規約で認められている範囲なら問題ありません。ただ、解約日を勘違いして課金が発生した経験があるので、登録した日にそのまま解約手順まで確認しておくほうが安全です。
年払いにすると得なのか
一か月あたりの金額は下がります。ただ、一年間見続ける確信がない段階で選ぶと、途中で見なくなったときに損が大きくなります。自分は半年ほど使ってから切り替えるようにしています。
ポイントと割引はどちらが得か
使い道が限られないなら、請求額がその場で下がる割引のほうが分かりやすく得でした。ポイントは受け取ってから使うまでに一手間あるぶん、取りこぼしが発生します。
あわせて読みたい
料金を下げる以外に、通信量のほうを削るという方向もあった。手順はVODのダウンロード機能を使い倒して通信量を節約できた方法で具体的に書いた。


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