暗い場面が続く作品を見ていて、画面の右下に白い点がいくつも浮いているのに気づいた。作品の演出かと思って顔を近づけたら、ホコリだった。明るい場面では何も見えないのに、黒が続くところでだけはっきり出る。指紋のほうはもっとたちが悪くて、斜めから光が当たったときに帯になって浮かぶ。
それまで画面は掃除の対象に入っていなかった。テレビ台は拭くのに、画面そのものは触ってはいけないもののような気がして放っていた。手入れの仕方を決めてからは、暗い場面で気が散ることがなくなったので、やったことと避けたほうがよかったことを書いておく。
いま買い替えを考えているのがこのあたり。
- テレビの画面用と明記されたマイクロファイバーのクロス:水洗いできると書いてあるものだと、繰り返し使いやすい(別の通販サイトの取り扱いページもあります)
放っておいた頃に起きていたこと
半年ほど何もしないと、表面に薄い膜のようなものができる。ホコリが静電気で張りついて、その上に空気中の油分が乗るらしい。この状態になると、暗い場面の黒が黒として沈まない。画面全体がうっすら灰色に持ち上がって、コントラストが落ちる。
厄介なのは、少しずつ進むので自分では気づけないところだ。うちは一度拭いたときに初めて差が分かった。拭いた側と拭いていない側で、同じ黒の見え方がはっきり違った。設定を疑って明るさをいじる前に、まず表面を見たほうがいい。目が疲れるときの見直し順はVOD視聴で目が疲れるときに効いた順のほうに書いたが、そこに画面の汚れを足しておくべきだったと今は思っている。

やってしまった三つの失敗
ティッシュで拭いた
手近にあったので最初はこれだった。指紋は取れるが、細かい繊維が残るうえに、拭いたあと逆にホコリが寄ってくる。あとで調べると、紙の繊維は表面のコーティングに対して硬すぎるらしい。目に見える傷にはならなかったが、続けるものではないと思ってやめた。
濡れた布で直接こすった
油の膜は乾拭きだと動かないので、水を含ませた布で拭いた。汚れは落ちたが、乾いたあとに拭き跡が残った。水が枠との境目に入りそうになったのも怖かった。水分を使うなら、布に少しだけ含ませて固く絞り、そのあとすぐ乾いた面で追いかける必要がある。
家にある洗剤を使いかけた
これは使う前に止めた。取扱説明書に、アルコールやシンナーを含むものは表面の処理を傷めると書いてあった。ガラス用の洗剤も同じ扱いになっている。画面については、手持ちのものでどう工夫するかを考えるより、何も使わないと決めてしまうほうが早かった。
落ち着いた手入れの形
いまは次の形でやっている。時間は一回二分もかからない。
- 電源を切って、画面が冷めるまで少し待つ。切ると汚れの位置が見えやすくなる
- 乾いたマイクロファイバーのクロスで、上から下へ一方向に動かす
- 円を描くようにこすらない。跡が残りやすい
- 指紋だけ落ちないときは、クロスの端を軽く湿らせてその一点だけ触る
- 最後に枠の上側を拭く。ここのホコリが次に画面へ落ちる
力を入れないのがいちばん大事だった。液晶は押すと内部に負担がかかるので、クロスの重さだけで滑らせるつもりで動かす。汚れが強いときに力で解決しようとすると、たいてい良くない方向に行く。
どれくらいの間隔でやるか
最初は毎週やろうとして続かなかった。いまは二つのきっかけで動くようにしている。ひとつは暗い場面で点が見えたとき、もうひとつは月の初めに部屋を片付けるついで。暦で決めるより、見えたときに動くほうが自分には合っていた。
クロスの置き場所も効いた。しまい込んでいた頃はやらなかったが、テレビ台の引き出しに入れてからは気づいたときに手が伸びる。掃除道具を使う場所の近くに置く考え方は、ほかの部屋でも同じだった。
よくある疑問
眼鏡拭きで代用できるか
うちはしばらくこれでやっていた。素材は近いので拭けるが、面積が小さいので大きな画面だと何度も持ち替えることになり、そのたびに汚れた面で触ってしまう。結局、手が止まる理由は道具の小ささだった。
有機ELと液晶で違うのか
表面の処理が製品ごとに違うので、そこは自分の機種の取扱説明書を見るのが確実だった。共通して書かれているのは、硬い布と溶剤を使わないことと、強く押さないこと。迷ったら乾拭きだけにしておけば大きく外さない。表面をきれいにしたうえで設定のほうを詰めるなら、画質にこだわるなら知っておきたいVODのポイントに見る順番を書いてある。
クロスは洗っていいのか
水洗いできると書かれているものを選んでいる。ただ、柔軟剤を使うと繊維に膜が残って拭き取りが悪くなると聞いたので、洗うときは水だけにしている。洗ったあとは陰干しで乾かしてから戻す。
この記事で紹介した商品
- テレビの画面用と明記されたマイクロファイバーのクロス:水洗いできるタイプだと使い切りにならない(別の通販サイトの取り扱いページもあります)
いま手元にあるのは眼鏡用の小さいクロスなので、画面用と書かれた大きめのものに替えるつもりで見ている。まだ替えていないので拭き心地の違いまでは書けないが、面積の差だけでも手数は変わるはずだと思っている。
本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

