配信の作品はいつもソファで見ていた。くつろげる反面、気づくとスマホを手に取っていて、話を半分しか追えていない日が多かった。そこで週に一度だけ、机に向かって座って見る日をつくった。椅子と机に変えただけで、見方がずいぶん変わった。
ソファで見ていた頃の様子
- 横になって見ていて、途中で眠くなった
- 手元のスマホで調べものを始め、そのまま別のことをしていた
- 字幕を読み逃しても巻き戻さず、流れで見ていた
- 見終わっても内容をあまり覚えていなかった
ソファは体を休める場所なので、気持ちも休みに向かう。見る作品によっては、それが合わなかった。
机で見る日に決めていること
見る作品を選ぶ
机で見るのは、筋が込み入っている作品や、台詞の多い作品にしている。軽い娯楽作はソファで見たほうが楽しい。作品によって場所を分けると、どちらの良さも生きる。
スマホを手の届かない所に置く
机に座ったら、スマホは別の部屋に置く。机の上にあると、結局ソファと同じになる。調べたいことが出てきたら、紙にメモしておいて見終わってから調べる。
画面との距離をとる
ノートパソコンで見る場合は、腕を伸ばしたくらいの距離に画面を置いている。近すぎると目が疲れて、長い作品の後半で集中が切れる。
机で見て変わったこと
いちばんの違いは、見終わったあとの記憶だった。登場人物の名前や、印象に残った台詞を覚えている。見た作品を一行だけ書き留める習慣は見た作品を一行だけ記録する習慣に書いたが、机で見た作品は一行にまとめるのが楽だった。
姿勢がいいせいか、眠くなりにくい。長い作品でも途中で止めずに見通せることが増えた。
合わなかったこと
机の椅子が硬く、二時間を超えると腰が痛くなった。クッションを一枚足して和らげたが、三時間近い作品は今もソファで分けて見ている。また、家族と一緒に見る作品は机では見られないので、机の日は一人で見る作品に限っている。
机で見る日を毎日にしようとしたこともあるが、一週間で疲れてやめた。くつろいで見る日があるから、集中して見る日も続く。週に一度くらいがちょうどよかった。
机の日に選ぶ作品の例
台詞の応酬が見どころの法廷ものや会話劇、伏線が多いミステリー、外国語の作品で字幕を細かく読みたいものは机に回している。逆に、迫力のある映像を楽しむ作品や、肩の力を抜いて笑いたい喜劇はソファのほうが合う。迷ったときは、見終わったあとに誰かと内容を話したいかどうかで決めている。話したい作品ほど、机で見る価値がある。
机で見る前の準備
- 飲み物を一杯だけ机に置き、途中で立たなくていいようにする
- 部屋の照明は画面の後ろ側だけを点ける
- 見る作品の上映時間を確かめ、終わる時刻を決めてから再生する
準備といっても数分で済む。ただ、この数分があると「今から見る」という切り替えができる。ソファでなんとなく再生ボタンを押すときとは、最初の十分の入り込み方がまるで違った。
よくある疑問
テレビではなくパソコンで見ている?
机の日はノートパソコンを使っている。画面は小さいが、近くで見るので字幕は読みやすい。
机がない場合はどうする?
食卓で見たこともある。大事なのは場所そのものより、くつろぐ場所と分けることだった。
音はイヤホンで聞く?
夜はイヤホンにしている。周りの音が消えるので、さらに集中しやすい。

