起きる時刻から見始める時刻を決める逆算

平日の夜に映画を1本見ると、だいたい寝るのが遅くなります。長らく「見終わったら寝る」という順番でやっていたのですが、それをやめて「起きる時刻から逆算して見始める」ように変えました。

終わりから決めていなかったのが原因だった

以前の困りごとははっきりしていて、始める時刻だけ決めて終わりを決めていなかったことです。22時に再生を始めれば24時前には終わるはずなのに、実際には途中で止めて飲み物を取りに行ったり、エンドロールの後まで見たりで、寝るのは1時を過ぎていました。

エンドロール後の映像を待つ習慣は再生設定を見直した記事に書いたとおり自分で選んだものなので、そのぶんの時間を最初から見込んでいないのが問題でした。

逆算に使っている数字

今は起床時刻から順にさかのぼって、見始めの上限を決めています。使っている数字はこのくらいです。

  • 起床の7時間前が就寝の目標
  • 就寝の30分前には画面を閉じる
  • 本編の時間に15分足す。これが実際にかかる時間
  • 合計して逆算した時刻を過ぎていたら、その日は前半だけ見る

三つ目の「15分足す」が実感に近い数字でした。2時間の映画なら実際には2時間15分ほど拘束されると考えておくと、見積もりが外れません。

前半だけ見るのは負けではなかった

逆算した時刻を過ぎている日は、映画を諦めるのではなく前半だけ見ることにしています。以前は「途中で止めるくらいなら明日にする」と考えていたのですが、その明日はなかなか来ませんでした。

実際にやってみると、区切りの良い場面まで見て止めるのは思ったより気持ち悪くありません。翌日の続きが楽しみになるぶん、むしろ良いくらいでした。まとめ見の時間割については週末の時間割を決めた記事にも書いています。

寝る時刻を守るために見るのをやめるのではなく、見る量のほうを調整する。この向きに変えてから、平日の夜が窮屈でなくなりました。

逆算が崩れる日の共通点

この方法にしてからも、たまに崩れる日があります。記録を見返すと、崩れるのはほぼ二パターンでした。ひとつは夕食が遅れた日、もうひとつは見始める前に別の画面を見ていた日です。

後者のほうがたちが悪くて、動画を短く何本か見ているうちに30分ほど経ってしまい、気づいたときには逆算した時刻を過ぎています。本編に入る前の時間が想定に入っていなかったわけです。今は「開いたらまず本編を再生する」と決めて、その前に別のものを見ないようにしました。

休みの前日は例外にしてある

毎日きっちり守ろうとすると窮屈になるので、翌日が休みの日は逆算を適用していません。ここを例外にしておかないと、そもそもルール自体が続かないと思ったからです。

実際、例外の日をつくってからのほうが平日の運用は安定しました。週に一度は好きなだけ見られる日がある、と分かっていると、平日に無理をしなくなります。

逆算を続けるうえで効いたのが、寝室から時計を見える位置に置き直したことでした。端末の画面で時刻を確かめようとすると、そのまま通知を見てしまって逆に長引きます。手元に置く道具は、次の一つだけ替えました。

寝る時刻を守るための仕組みなのに、守ること自体が目的になると本末転倒です。ゆるい例外を先に用意しておくくらいでちょうどよいと感じています。

ベッドサイドに置いた目覚まし時計とカップ

時間帯によって見るジャンルを変える

始める時刻を決めたあと、その時間に何を見るかでも向き不向きが出てきました。

いまの割り当てはこの四つ

  • 朝の支度中:字幕を追わなくていいバラエティやドキュメンタリー。画面を見られない時間が多いので、音だけでも成立するものにしている。
  • 平日の夜:一話30分以内のコメディか、すでに何度も見た作品。集中力を必要としないものに寄せると、寝る時間が後ろにずれにくい。
  • 休日の昼:字幕の海外ドラマや社会派の作品。頭を使うものはこの枠に全部集めた。
  • 休日の夜:二時間超の映画。途中で止めなくていい時間が取れるのがここしかない。

厳密に守っているわけではありませんが、迷ったときの初期値があるだけで、一覧を眺める時間がはっきり短くなりました。特に効いたのは平日の夜の枠で、ここに重い作品を入れないと決めただけで、翌朝の眠さがかなり変わりました。以前は寝る直前まで続きが気になって再生を止められず、就寝が一時間近くずれる日が週に二、三回ありました。

割り当てを決めてから困ったのは、家族と一緒に見る時間の扱いでした。自分の枠にはきれいに収まっていても、二人で見るとなると好みの重なる範囲は思ったより狭いです。今は休日の夜だけを共有の枠として空けておき、そこには自分の割り当てを持ち込まないことにしました。一人で見る時間と一緒に見る時間を分けたほうが、どちらも決めやすくなります。

割り当てを決めるときに失敗したこと

最初は時間帯を六つに分けて、もっと細かくジャンルを指定していました。これは一週間で破綻しました。区分が細かいほど「今はどの枠だっけ」と考える手間が増えて、結局その判断自体が面倒になります。四つくらいまで減らして、しかも「音だけで成立するか」「集中力が要るか」という二つの軸だけで分けたら、迷わず続けられるようになりました。

もう一つ失敗したのは、枠ごとに具体的な作品名まで決めてしまったことです。その作品を見終わった時点で枠が空になり、また一から選び直すことになります。今はジャンルだけ決めて、作品はそのつど選ぶようにしています。ジャンルが決まっていれば候補が十本程度に絞れるので、そこから選ぶのは苦になりません。

結果として、月に見終わる作品数はほとんど変わっていません。変わったのは、途中で止まる作品が減ったことと、見終わったあとに「時間を無駄にした」と感じる回数が減ったことです。同じ作品でも、合う時間帯に当てるだけで印象が変わるというのは、自分にとってはかなり意外な発見でした。

気分ごとに見たいものを整理したい場合は気分別にVODのプロフィールを分けたら、おすすめ欄が使い物になってきたを、限られた時間で本数を確保したい場合は倍速再生を使うようになったら、映画の見方が変わった実感も合わせて読んでみてください。

時間を決めても、内容が頭に残らなくなる時期はあります。そこから戻すのにやったことは内容が残らなくなった二週間からの立て直しにまとめました。

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