正直に言うと、動画配信サービスって多すぎませんか。Netflix、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Disney+、Hulu……気づけば選択肢が増えすぎて、逆にどれも選べなくなっている人、けっこう多い気がします。私自身も一時期、契約しては1ヶ月で解約して、また別のを試して……を繰り返していた時期がありました。今回はその反省も込めて、契約前に見ておくべきポイントをまとめておきます。
先に結論:比べるのは三つだけでいい
比較表を端から端まで読んでいた時期もありましたが、結局のところ契約後の満足度を左右したのは次の三つでした。
- 見たい作品が今そこにあるか(配信終了の予定も含めて)
- 同時に何台で見られるか(家族と分けるなら実質の月額が変わる)
- やめたくなったときに何回の操作でやめられるか
逆に、画質やアプリの作り込みは「無料期間に触って気に入らなければやめる」で足りるので、表を見比べる段階で悩む必要はありませんでした。
もう一つ先に書いておくと、見放題をいくつ組み合わせても埋まらない穴は残ります。私はそこを宅配レンタルで補っていて、いま併用しているのは次の二つです。
- ゲオ宅配レンタル:取り扱いの本数で押すタイプ。VOD化されていない旧作を当てにいくとき
- TSUTAYA DISCAS:旧作中心の定額プランがあり、CDも借りられる
比べる項目の早見表
VODを比較するときに私が見ている項目を、どこで確かめるかと一緒に表にまとめました。料金やプランの中身は改定されるので、具体的な数字は各社の公式の案内で確かめてください。
| 比べる項目 | 確かめる場所 | 我が家での位置づけ |
|---|---|---|
| 見たい作品があるか | 公式サイトの作品検索(見放題か都度課金かの表示まで) | 最優先。ここで候補が二つまで絞れました |
| 同時に見られる台数 | プラン一覧の「同時視聴」「同時再生」の欄 | 家族で使うなら外せない条件でした |
| 画質の上限 | プランごとの対応画質(フルHDか4Kか) | 画質と台数がセットで上がるプランもあります |
| ダウンロード | ヘルプの「オフライン再生」「ダウンロード」の項目 | 移動中に見るかどうかで要否が分かれます |
| 解約のしやすさ | ヘルプの解約手順と、日割りの有無 | 契約前に手順まで読んでおくと安心でした |
| 字幕と吹き替え | 作品ページの音声・字幕の表示 | 作品によって片方しかないことがあります |
契約前に比べた五つの項目
まず「見たい作品があるか」だけ確認すればいい
比較サイトを読み漁るより先に、見たい映画やドラマのタイトルで検索してみるのが結局一番早いです。海外ドラマ寄りならNetflix、ディズニー・マーベル系ならDisney+が強いというのはよく言われる話ですが、実際に検索して「あ、あるじゃん」となった瞬間の安心感が全てだったりします。逆に、いくら評判が良くても見たい作品が無ければ意味がないので、ここは絶対に飛ばさないほうがいいです。
ひとつ足しておくと、検索して出てきたからといって安心しきらないほうがよかったです。作品ページに配信終了の日付が小さく出ていることがあり、それを見落としたまま契約して、見ようとした週にはもう消えていたことが一度ありました。目当てが一本だけなら、終了予定まで確かめてから申し込むほうが確実です。
同時視聴できる台数は家族構成で決まる
一人暮らしなら気にしなくていい話ですが、家族や同居人とシェアするなら話は別。1契約で何台まで同時に見られるかで、実質的な月額コストがまるで変わってきます。うちは家族で1つのアカウントを使い回しているので、ここを見落として後悔した経験があります。契約前に必ずチェックしてください。
あとは画質(フルHDか4Kか)、オフライン再生に対応しているか、くらいは見ておくと安心です。移動中に見たい人にとってダウンロード機能の有無で使い勝手が大きく変わります。
無料期間で「操作感」を試すのが一番の近道
結局のところ、実際に触ってみないと分からないことのほうが多いです。アプリの使いやすさ、字幕の見やすさ、レコメンドの精度——こういうのは文章でいくら説明されてもピンと来ません。無料トライアルがあるうちに一通り触ってみて、「あ、これ自分に合わないな」と思ったら素直に解約すればいいだけの話です。
安さだけで選んで後悔するくらいなら、多少高くても自分の生活スタイルに合うものを選んだほうが、結果的に長続きすると思います。二強をまっすぐ比べたときの話はNetflixの料金プランとAmazonプライムの違いを比較に分けて書きました。
ちなみに私は今、Netflixと某アニメ特化サービスの2本立てで運用しています。多いように見えて、月々のランチ1〜2回分くらいのコストなので、案外気にならないものです。大事なのは契約数より「ちゃんと元を取れているか」だと思っています。
解約のしやすさも契約前にチェックしておくべきだった
過去に一度、解約手続きが分かりにくいサービスで無駄に1ヶ月分多く払ってしまった経験があります。それ以来、契約前に解約方法までさっと調べておくのが習慣になりました。見たい作品があるかと同じくらい、辞めやすさも大事な判断材料だと感じています。
家族の意見も取り入れて選ぶようになった
以前は自分の好みだけで契約先を決めていましたが、家族と共有するようになってからは、みんなの見たいジャンルをざっくり聞いてから選ぶようにしています。一人で決めるより多少時間はかかりますが、契約後の満足度は明らかに上がりました。
選び方を決めきれないうちは、まず無料期間で実際の画面を触ってみるのが早いです。対象サービスと期間の条件は無料お試し期間があるVODサービスまとめで詳しく書きました。
映画を中心に見るなら、どれを選ぶか
作品の幅よりも映画の本数で選びたい場合に、どこを見て決めたかも書いておきます。
新作重視か、名作重視かで選び方が変わる
公開されたばかりの話題作をいち早く見たいタイプなら、レンタル配信(都度課金)の充実度も含めてチェックしたほうがいいです。見放題だけで完結させようとすると、意外と新作は網羅できていないことが多いんですよね。逆に「昔の名作をじっくり掘りたい」というタイプなら、見放題のラインナップの奥行きのほうが重要になってきます。

単館系・ミニシアター系はU-NEXT系が強い印象
メジャーな大作だけでなく、ちょっとマニアックな邦画や単館上映されていたような作品まで拾いたい場合、総合型でラインナップの幅が広いサービスのほうが満足度は高くなりがちです。逆にNetflixはオリジナル大作には強い一方、こういうニッチな作品の網羅性は正直そこまで、という印象を持っています。
個人的には、映画の日や特典クーポンでレンタル作品をお得に見られる仕組みがあるサービスを一本、見放題メインのサービスをもう一本、という2本立てが一番コスパがいいと感じています。
字幕・吹き替えの選択肢も確かめておく
映画好きになるほど「字幕でこそ見たい」というこだわりが出てくる人も多いはず。サービスによっては吹き替え版しか置いていない作品もあるので、お気に入りの監督や俳優の作品がどちらの音声で見られるか、契約前にさらっと確認しておくと安心です。
見放題で埋まらない作品をどうするか
どのVODにもない作品は宅配レンタルに頼っている
どんなに見放題サービスを組み合わせても、権利の都合でVOD化されていない旧作や単館系の作品は一定数あります。そういう時はゲオ宅配レンタルで取り扱いタイトル数の多さに頼ることが多いです。VOD派の自分でも、これだけは併用しています。
宅配レンタルはもう一つの選択肢も比較しておきたい
宅配レンタルはゲオ以外にも選択肢があり、TSUTAYA DISCASもその一つです。旧作を中心に借りたい人向けの定額プランがあり、CDのレンタルにも対応しているのが特徴なので、映画だけでなく音楽もまとめて借りたい人には向いていると思います。取り扱いタイトルの傾向はサービスごとに微妙に違うので、目当ての作品がどちらにあるか、両方チェックしてみるのもありです。
比較表からは読み取れなかった三つ
アプリの軽さは端末側で決まることがある
同じサービスでも、テレビに挿した端末で開くとひと呼吸遅れて、スマホだとすぐ動く、ということがありました。表に載っている「使いやすさ」の評価は端末を選んだうえでの話なので、自分が普段見る画面で触ってみないと当てになりません。無料期間のうちに、いつも見る場所の端末で一度起動してみるのをおすすめします。
同時視聴の台数と画質は抱き合わせのことがある
「何台まで同時に見られるか」はプランによって変わりますが、台数が増える上位のプランでないと高い画質を選べない作りになっている場合があります。台数だけを見て安いプランを選び、いざ大画面で見たら思っていた画質にならなかった、というのは私がやった失敗です。台数と画質はそれぞれ別の欄に書かれているので、続けて読まないと気づきにくいところでした。
見放題と都度課金の線は作品ごとに動く
「見放題の本数が多い」という数字だけでは、自分の目当てが見放題に入っているかは分かりません。同じサービス内で、ある作品は見放題、続編は都度課金というのも珍しくありません。シリーズを通して見たい場合は、最終作まで見放題に入っているかを確かめてから契約すると、途中で追加の出費に気づいて止まることがなくなります。
一本で足りるか、二本立てにするか
契約数を増やすほど満足するわけではなかったので、どちらが向くかを分けて書いておきます。
一本で足りたのは、こういう見方をしている月でした。
- 見るジャンルが一つに寄っている
- 週に見る本数が二、三本で収まっている
- 話題作を公開直後に追う必要がない
逆に二本立てにして良かったのは、次のような月です。
- 家族で見たいものがはっきり分かれている
- オリジナル作品と旧作を並行して見ている
- 都度課金のほうで月に二本以上借りている(その額で見放題がもう一本増える)
三本以上にしたこともありますが、そのときは見きれずに一本を半年寝かせていました。増やす前に、いま入っているぶんを先月どれだけ開いたかを数えてみると判断が早くなります。
よくある疑問
無料期間だけを渡り歩くのはありか
一度やってみましたが、続きませんでした。期限を覚えておく手間が毎月かかるうえ、見る場所が毎回変わるので「どこまで見たか」の記録も散ります。結局、腰を据えて一本に絞ったほうが見る本数自体は増えました。
解約したら視聴履歴やお気に入りは消えるのか
サービスによって扱いが違い、一定期間はアカウントが残って再契約で戻るものもあれば、きれいに消えるものもありました。見た作品の記録を残しておきたいなら、解約前に自分の側でメモに書き出しておくほうが安全です。実際の扱いは契約しているサービスの公式の案内で確かめてください。
比較記事を何本も読む意味はあるのか
読む前に「自分が見たい三本」を書き出しておくと、どの記事を読んでも判断が早くなります。逆にそれを決めずに読み始めると、どのサービスにも良いところが書いてあるので、読むほど決まらなくなります。私が契約と解約を繰り返していたのは、たぶんこれが理由でした。
料金を抑える選択肢として、広告つきプランを1か月使った感想も書いてあります。
この記事で紹介したサービス
- ゲオ宅配レンタル:取り扱いの本数で押すタイプ。VOD化されていない旧作を当てにいくとき
- TSUTAYA DISCAS:旧作中心の定額プランがあり、CDも借りられる
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