テレビのリモコンの電池が切れるのは、決まって作品の途中だった。乾電池を買い置きしていたはずが切らしていて、深夜にコンビニまで走ったこともある。それが年に何度も続いたので、去年の冬に思い切って繰り返し使える充電池に切り替えた。結論から書くと、買い足す作業そのものが生活から消えた。
最初に数えてみて驚いたのが、家の中で単三と単四を使っている機器の数だった。テレビのリモコン、レコーダーのリモコン、エアコン、体温計、時計、ゲームのコントローラー。合計すると十本以上が常に稼働している計算になる。年に二回か三回、まとめて切れるタイミングが来ていたのは当然だった。
切り替えの手順自体は単純で、充電器と充電池を八本ほど用意し、切れたものから順に入れ替えていっただけだ。一度に全部やろうとすると出費がかさむので、二か月ほどかけて少しずつ置き換えた。今は使用中が八本、充電済みの予備が四本という状態で回っている。
思っていたのと違った点
意外だったのは、リモコンの持ちが乾電池のときより短く感じたことだ。充電池は電圧がやや低いため、機器によっては残量表示が早めに警告を出す。実際にはまだ動くのに「電池切れ」と表示されるので、最初は不良品を掴んだのかと疑った。調べてみると仕様の範囲で、そのまま使い続けても問題はなかった。ただ、体温計のように電圧に敏感な機器では素直に乾電池を使い続けることにした。
もう一つは、充電の手間を軽く見ていたことだ。切れてから充電すると数時間は使えないので、リモコンが動かない時間が発生する。これを避けるために、予備を常に充電済みにしておくというルールを足した。テレビ台の引き出しに充電済みの予備を二本だけ置いておき、切れたらその場で入れ替えて、外した分をすぐ充電器に挿す。この往復を決めてからは、待たされる場面がなくなった。
費用の面では、本体と充電器で三千円台の出費があった。乾電池を年に二十本ほど買っていたことを考えると、二年目には元が取れる計算になる。とはいえ、私にとっての一番の利点は金額ではなく、深夜に買い出しへ出る事態が消えたことだった。視聴の途中で中断させられるストレスは、金額に換算しにくいわりに効いてくる。
ちなみに、リモコンを使う機会そのものを減らすという方向もある。私も一時期はスマホアプリでの操作に切り替えていた時期があった。手元の操作が増えすぎて結局リモコンに戻したのだが、両方を並行して使うと電池の減りは確実に緩やかになる。音量まわりの設定を詰めたときの話は夜間モードを使い始めたきっかけにまとめている。
買い足しをやめてから一年近く経つが、今のところ充電池の劣化らしい症状は出ていない。もし同じように深夜の買い出しをしている人がいれば、まずはリモコン一台分だけでも充電池に置き換えてみると、効果が分かりやすいと思う。
本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
一点だけ補足しておくと、長期間まったく使わない機器には充電池を入れないほうがいい。半年ほど触らなかった置き時計に入れていたものは、次に見たときにはすっかり放電していた。使用頻度の低いものは乾電池のままにして、毎日触るリモコン類だけを置き換える、という線引きに落ち着いている。


コメント