配信サービスを使い始めてから、見る本数は増えたのに、見終わったあとに何も残らない週が続いた。週末に五本、六本と再生しても、翌週には題名すら怪しい。そこで一週間に見る作品を三本までと決めてみた。
本数が多かった頃の見方
- 一本目が終わると、すぐに次をおすすめから選んでいた
- 面白くなくても、せっかくだからと最後まで流していた
- 見ながらスマホを触っていて、半分は聞き流していた
- 見終わったあとに感想を考える間がなかった
本数を数えると多いのに、思い出せる作品は少なかった。量を増やしても、満足は増えていなかった。
三本と決めてから変えたこと
週の初めに三本を選ぶ
月曜の夜に、その週に見る三本を先に決めている。気分で選ぶとおすすめに流されるので、あらかじめ候補を絞っておく。
一本見たら一日あける
続けて見ずに、一日は間をおく。間があると、前の作品を思い返す時間ができる。ここで一行だけ感想を書き残すようにした。
三本に入れなかった作品はリストに戻す
見たい作品はいくらでもあるが、今週の三本から外れたものは「あとで見る」に戻すだけにした。消さないので、焦らずに済む。
決めてから変わったこと
一本ごとの集中が戻ってきた。三本しか見ないと思うと、スマホを置いて画面に向かうようになる。見終わったあとに、場面や台詞を思い出せることが増えた。
選ぶ時間も短くなった。おすすめの一覧を長く眺めることがなくなったので、再生するまでに迷わない。長い作品を分けて見るときの区切り方は一気見か1話ずつかのペースの話に書いたが、本数を絞るのも同じく「見すぎない」ための工夫だった。
三本では足りない週の扱い
連休や体調を崩した週は、三本では時間を持て余すことがある。そういうときは例外にして、短編や短いドキュメンタリーを足している。長い作品を増やすより、短いものを足したほうが一本ごとの印象が混ざりにくかった。
逆に、忙しい週は三本見られなくてもいい。残った分を翌週に持ち越すことはせず、新しく三本を選び直している。持ち越すと、義務のように感じてしまうからだ。
三本の選び方で気をつけていること
- 三本のうち一本は、前から気になっていて後回しにしていた作品にする
- 同じジャンルを三本続けない
- 一本は二時間以内に収まる短めのものを入れる
- 家族と見る作品と、一人で見る作品を分ける
三本すべてを話題の新作で埋めると、見終わったあとに印象が混ざってしまった。ジャンルや長さをばらすと、一本ずつの手ざわりが違うので、あとから思い出すときにも区別がつきやすい。後回しにしていた作品を一本入れる決まりは、積みっぱなしのリストを少しずつ減らすのにも役立っている。
よくある疑問
連続ドラマはどう数える?
一シーズンを一本として数えている。そのぶん、ドラマを見る週は映画を減らしている。
三本という数に根拠はある?
試しに二本、三本、四本と変えてみて、思い出せる本数がいちばん多かったのが三本だった。人によって合う数は違うと思う。
見る本数が減ると月額がもったいなくない?
それは感じた。見る本数より、見た作品を覚えているかどうかのほうを大事にすることにしている。

