金曜の夜、以前に一度だけ見た古い映画をもう一度見ようと思い立った。ところが契約しているサービスのどれで検索しても出てこない。三つ横断して空振りしたところで、探し方そのものを変えたほうが早いと気づいた。同じことが年に何度かあるので、いまは順番を決めて当たっている。
ないと分かるまでに時間を使うのがいちばんもったいない。サービスを一つずつ開いて検索窓に打ち込むやり方だと、五分や十分はすぐ溶ける。しかも「見つからなかった」という結果だけが残って、その夜に何を見るかは決まらないままだ。
まず配信状況をまとめて調べる
作品名と「配信」を並べて検索すると、どこで配信中かをまとめて載せているページが出てくる。個人のブログもあれば作品の公式ページもあるが、更新が止まっているものも多いので、日付を見て新しいものだけを信用するようにしている。ここで当たりが付けば、あとはそのサービスを開くだけで済む。
公式の情報が残っているなら、そちらが確実だ。放送や公開から時間が経った作品ほど、権利の関係で配信先が入れ替わっている。去年見られた場所に今年もあるとは限らない、というのは何度か経験した。
見放題以外の選択肢も並べて考える
見放題の対象になっていなくても、一本ずつ課金するレンタル形式なら置いてあることがある。私はここを長らく見落としていた。月額に含まれていないと分かった時点で諦めていたのだが、数百円で済むなら、そのために別のサービスを新規契約するより安い。
それでも見つからない場合は、円盤で借りる方法が残っている。旧作や、配信では権利が切れてしまった作品はこちらのほうが強い。届くまで数日かかるので、その夜に見たいという話ではなくなるが、どうしても見たい一本ならこの遠回りは苦にならなかった。
最終的に見つからないこともある。そのときは、あきらめる前に作品名を通知の対象に登録しておく。数か月後にふいに配信が始まって、知らせが届いたことが二回あった。探す時間を毎回かけるより、待つ側に回してしまったほうが結果的に早い。
探す前に決めておくとラクなこと
やってみて分かったのは、探す作業そのものより「どこまで探したら諦めるか」を先に決めておくほうが効くということだった。私は十分と決めている。十分で見つからなければ、その夜はきっぱり別の作品にする。この線を引く前は、結局一時間近く検索して、何も見ないまま寝た日が何度かあった。
もう一つは、探した結果をメモに残すことだ。「この作品はどこにもなかった」「これはレンタルなら二百円台であった」と一行ずつ書いておくと、同じ作品を半年後にまた一から探す無駄がなくなる。私は作品名の横に調べた日付だけ添えている。一年も経てば配信先は変わっているので、古い記録は当てにせず調べ直すという判断もその日付で付けられる。
この探し方に切り替えてから、「見たいものがない」と言いながらだらだら一覧を眺める時間が減った。何を見るか自体で迷いやすい人は、吹き替えの声から次に見る作品を決める選び方のように入口を一つ決めてしまうのも手だし、時間の使い方から整えたいなら週末のまとめ見に時間割を決めた手順のほうが効く。


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