使っていない月額サービスを解約しようとして、確定ボタンの直前で手が止まったことがある。「そういえば、あれはどうなるんだっけ」と急に引っかかったからだ。そのときは結局その場でやめて、翌日あらためて調べ直してから手続きした。以来、解約する前に見返す場所をいくつか決めている。惰性で払い続けるのも困るが、勢いで解約して後から困るのも同じくらい面倒だと分かったからだ。
請求日と、残っている期間を先に確認する
まず見るのは次の請求日だ。月の初めに解約すると、残りの三週間分を丸ごと捨てることになる場合がある。サービスによっては解約した時点で即座に見られなくなるものと、支払い済みの期間の最終日まで使えるものがあり、この扱いが分かれるのが厄介だった。私はここを読み違えて、まだ二十日ほど残っていた分を無駄にしたことがある。今は解約手続きの画面に出る「いつまで利用できます」という一文を必ず読むようにしている。
逆に、月末ぎりぎりまで粘って更新日をまたいでしまうと、また一か月分が引き落とされる。カレンダーに更新日だけ登録しておいて、その二、三日前に手を付けると決めてからは、この取りこぼしがなくなった。
端末に落としたものは、たいてい一緒に消える
意外と見落としやすいのが、スマホやタブレットに保存してある分だ。契約が切れると再生できなくなる仕組みなので、出張中に見ようと思って落としておいた作品が、解約した翌朝には開けなくなっていた。ファイルが端末に残っているように見えても、再生の可否は契約とひもづいている。
だから解約前の数日は、落としてある分を先に消化する期間として使っている。見きれない量が残っているなら、そもそも解約のタイミングを一か月ずらしたほうが早い。
記録は先に外へ逃がしておく
解約すると、視聴履歴やお気に入りの一覧もまとめて消える。再契約すれば戻るものもあるが、戻らなかったこともあった。私は下のあたりを、解約前にメモへ書き出すようにしている。
- 途中まで見て止まっているシリーズと、何話目まで見たか
- あとで見るに入れっぱなしの作品名
- そのサービスでしか配信していなかった作品
三つ目が特に効く。再契約するかどうか迷ったとき、判断の材料になるのはたいてい「ここでしか見られないものがどれだけあったか」だからだ。この一覧を残しておくと、半年後に同じサービスを検討したときに悩む時間が短くて済む。
もう一つ、家族で使っている場合はプロフィールの扱いも確認しておきたい。自分の判断で解約すると、同居している家族が途中まで見ていたシリーズもまとめて止まる。うちでは一度それで気まずくなったので、いまは解約する前に一声かけるところまでを手順に含めている。
解約そのものは数分で終わる手続きだが、その前の十分をどう使うかで後味がかなり変わる。複数のサービスを並行して契約しているなら、複数のVODを使い分けるルールを決めた話のように、そもそもの回し方を決めておくと解約の判断もしやすい。配信が終わりそうな作品を先に片付けておく配信終了間近の作品をチェックする習慣とも相性がいいので、両方を月末の同じタイミングでまとめてやるようにしている。


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