日曜の夜、いつもの調子でスマホのVODアプリを開いたら、見慣れたホーム画面がごっそり変わっていて一瞬フリーズした。アイコンの並びも色も違う、メニューの階層まで組み替えられていて、「これ本当に同じアプリ?」と二度見してしまったほどだ。
大型アップデートは事前に通知が来ていたはずだが、正直ちゃんと読んでいなかった。通知欄に並ぶアプリの更新情報は日常的にスルーしてしまう人も多いと思う。自分もその一人で、いきなり本番で変化を食らう形になった。バージョン表記を見ると、前回の更新から半年以上空いていたので、それだけ大きな作り直しが入っていたのだろう。
迷ったのはマイリストとおすすめの位置
一番戸惑ったのは、これまで画面上部にあった「マイリスト」がタブの奥に移動していたこと。逆に以前は下の方にあったジャンル別おすすめが、トップの真ん中にどんと出てくるようになっていた。よく使う機能ほど動くと地味に痛い。設定画面から旧レイアウトに戻せないか探したが、そういう選択肢は用意されていなかった。
検索アイコンの位置も右上から左下に変わっていて、指が勝手に古い場所を押しに行く。数日は毎回「あ、違った」と言いながら操作していた。慣れの問題とはいえ、体に染み付いた導線を崩されるのは想像以上にストレスだった。特に夜、部屋を暗くした状態で操作するときは、画面をよく見ずに感覚だけでボタンを押していたことに気づかされた。
触っているうちに見えてきた改善点
とはいえ悪いことばかりでもないと分かってきた。例えば新しいレイアウトでは、視聴中の作品の残り話数が一覧ですぐ確認できるようになっていて、これは素直に助かる。前のバージョンでは各作品を開かないと分からなかった情報だ。全10話のうちあと何話残っているかが一目で分かるので、視聴計画も立てやすくなった。
字幕や音声の設定を作品ごとに記憶してくれる挙動も強化されたようで、海外ドラマを日本語字幕、アニメを日本語音声というように切り替える手間が減った。慣れないうちは不便でも、機能自体は前進していることが多いのだと実感した。読み込み速度も心なしか速くなった気がしていて、次の話に進むまでの待ち時間が短縮された印象がある。
大型アップデート直後はレビューや不具合報告が一時的に増えることも多いので、致命的に困った操作があれば、しばらく様子を見てから設定を触るのも一つの手だと思う。焦って全部いじり倒すより、数日使ってから必要な部分だけカスタマイズする方が結局早い。
一週間もすれば新しい配置にもすっかり慣れてしまった。アップデート直後の数日さえ乗り切れば、案外どうということはないというのが今回の結論だ。次に大型アップデートが来たときは、事前のお知らせをきちんと読んでおこうと思っている。
今回の件で、普段いかに無意識のうちに操作していたかを思い知らされた。慣れというのは便利である反面、変化への抵抗にもなる。数日我慢すれば新しい形にも自然と体が馴染んでいくものなので、今後大きな変更があっても、以前ほど身構えずに受け止められそうな気がしている。

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