テレビの裏に手を入れるたびに、どの線がどこへ行っているのか分からなくなっていた。機器を一つ入れ替えるだけで三十分かかることもあり、さすがに一度まとめて整理した。やったのは三つだけで、その後の入れ替えが別物になっている。
先に道具だけ挙げておく。電源タップごと収められるケーブルボックスと、貼ってはがせる結束の帯の二つで足りた。
どちらも蓋を閉められる据え置きの箱と切って長さを決められる面ファスナーの帯という形で、別の通販サイトにも同じ用途のものが並んでいる。買い足すとしても、この二つ以外に要るものはなかった。
先に結論:効いた三つ
- 挿し口の近くに、どの機器の線かを書いた札をつける
- 電源まわりを一か所の箱に集めて、床から浮かせる
- 余った長さは切らずに、たるませたまま束ねる

札をつけるだけで探す時間が消えた
線をたどるという作業が一番の時間食いだった。テレビ側の挿し口と、機器側の挿し口の両方に札をつけてからは、たどる必要がなくなった。細く切った紙をテープで巻いただけでも十分に用は足りている。
書くのは機器の名前ではなく置き場所
商品名を書くと、買い替えたときに札ごと直すことになる。「左の棚の上」「テレビの下」のように置き場所で書くと、中身が変わっても札はそのまま使える。
電源を一か所に集める
線が絡む原因のほとんどは電源のほうだった。細い線と太い線が混ざって床を這っていたので、まとめて一つの箱に入れ、棚の中段へ上げた。掃除機をかけるときに引っかからなくなったのが、思っていたより大きい。
熱がこもらないようにする
蓋つきの箱にすると見た目は落ち着くが、内側に熱がたまる。側面に穴が開いているものを選んで、壁にぴたりとつけないようにしている。
使っていない線は抜いて袋へ
抜いて残った線を、そのまま箱に入れておくとまた混ざる。機器ごとに小袋に分けて、別の場所へまとめた。手放した機器の線も、しばらく取っておいたが結局使わなかった。
余った長さは切らない
短いものに買い替えれば見た目はすっきりするが、機器の位置を変えたときに届かなくなる。ゆるく輪にして帯で留めるだけにしておくと、置き場所を動かす自由が残る。きつく巻くと線が傷むので、輪は大きめにしている。
整理したあとに変わったこと
- 機器を一つ入れ替えるのが、三十分から数分になった
- テレビ裏の埃がたまりにくくなり、掃除の手が入るようになった
- どの線が余分かが見えるようになり、二本抜いてもなにも起きなかった
- 配線を触るのが面倒でなくなり、置き場所を試す回数が増えた
回線まわりの機器を入れ替えたときにも、この整理が効いた。有線でつなぎ直した経緯は4K再生の途切れが直らず無線から有線に戻した判断のほうに書いている。
順番を間違えると二度手間になる
最初は思いつくところから手をつけて、途中でやり直している。抜きながら札をつけようとすると、どの線を抜いたか分からなくなるからだ。二度目は順番を決めてやったので、迷う場面がなかった。
- 先に全体を一枚撮る。戻すときの答え合わせに使う
- 機器側から札をつける。挿し口ではなく線の根元に巻く
- 全部抜く。抜いてから箱の位置を決める
- 電源を箱に入れて、置き場所を先に固定する
- 信号の線を挿し直しながら、テレビ側にも札をつける
- 最後に余った長さを束ねる。ここで初めて長さが分かる
触りたくなくなる原因を一つずつ消す
配線を触るのが面倒だった理由を書き出してみると、絡んでいることそのものより、戻せるか分からないという不安のほうが大きかった。札と写真でそこが消えたので、機器の置き場所を試す回数が増えている。
棚の奥行きも見ておく
線をきれいにしても、機器が壁にぴたりとついていると挿し口が曲がる。数センチ手前に出すだけで、線への負担がかなり減った。熱のこもり方も変わる。
家族にも分かる形にしておく
自分だけが分かる印にすると、留守のときに聞かれることになる。誰が見ても意味の通る言葉で書いておくと、そこも減る。
よくある疑問
全部やり直すのに時間はどれくらいかかるか
一度全部抜いて挿し直したので、二時間ほどかかった。ただ次からは数分で済むので、先に払っておく手間だと思っている。
壁に固定したほうがいいか
賃貸なので床置きのまま、棚の中に入れる形にした。固定しなくても、箱に入れて浮かせるだけで引っかからなくなる。
写真を撮っておいたほうがいいか
抜く前に一枚撮っておくと安心できる。自分は撮り忘れて、戻すときに一度だけ挿し間違えた。
配線を整えたついでに、テレビの前以外でも見られるようにした。水まわりと寝室で用意したものは風呂と寝室で配信を見るための防水まわりのほうで触れている。
この記事で紹介した商品
- 電源タップごと収められるケーブルボックス:床から浮かせて掃除の邪魔にならなくする(据え置き型の箱の取り扱いもある)
- 貼ってはがせる結束の帯:余った長さを切らずに束ねる(五メートル巻きで切って使える帯の取り扱いもある)
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