ドラマの終盤で流れた曲が耳に残って、そのあと三十分ほど検索していた。曲名は分からない、歌詞も聞き取れていない、場面の説明を言葉にするのが難しい。結局その日は見つからず、次の日に別の人の感想を読んでいて偶然たどり着いた。
この手の寄り道は作品を見る時間より長くなることがある。無駄だとは思っていないが、探し方を知らないと時間だけ溶ける。何度か繰り返して、効率よくたどり着けるようになった順番があるのでまとめておく。
曲を探すときの順番
まずエンドロールを疑う
最初に確かめるのがここになった。使われた楽曲は基本的に最後のクレジットに並んでいる。話数ごとの表示があるものは、その回の分だけ出ていることも多い。自分は再生位置を最後まで飛ばして、一時停止して読む。
ただ、配信だとエンドロールが途中で小さくなって次の話に進む作りがある。これを止める設定を先に変えておくと、こういう調べ物のときに助かる。設定の場所はエンドロールの後の映像を見逃さないよう再生設定を見直した結果に書いた。
話数と場面をそのまま言葉にする
クレジットに複数の曲が並んでいて特定できないとき、検索の言葉を工夫するより「第何話」と「どんな場面か」を素直に並べたほうが早かった。同じ場面で同じことを思った人が、どこかに書いていることが多い。作品名と話数、それに「ラスト」「挿入歌」あたりを足すだけで十分な場合がある。
鼻歌で探す手段を最後に置く
音声から曲を判別する機能は便利だが、配信を止めた後だと手元に音がない。もう一度その場面まで戻して再生しながら使うことになるので、手数としては最後になった。逆に、見ている最中に気づいたときはこれが一番速い。
場所やロケ地を調べるとき
こちらは曲より難しい。手がかりになるのはこのあたりだった。
- 看板や標識の文字を止めて読む。地名がそのまま映っていることがある
- 作品情報の撮影地の欄を見る。国や都市までは書かれていることが多い
- 公式の記録や特典映像に、撮影の裏側として出てくる場合がある
- 季節と光の向きを見る。屋外の作品だと絞り込みの材料になる
実在の場所ではなくセットだった、という結末も何度かあった。調べる前にそこを確かめたほうが早いので、いまは作品情報の欄を最初に見るようにしている。
調べたことをどこに置くか
せっかく調べても、次に思い出そうとすると同じ検索をやり直していた。いまは見た作品の記録に一行足す形にしている。作品名の横に、曲名か場所を書くだけ。あとで似た曲を探すときの手がかりにもなる。
記録そのものを重くすると続かないので、感想は書かない。書くのは事実だけにしている。記録の形については見た作品を一行だけ記録する習慣をつけて助かっていることのほうで触れた。
寄り道が作品の見方を変えた
曲を調べたあとで同じ場面を見ると、印象が変わることがある。歌詞の内容が場面の状況と噛み合っていた、と分かってから見直すと、初回に感じた違和感の理由がわかる。そういう二度目のために調べている面もある。
一方で、調べすぎると次の展開を知ってしまう危険もある。感想を探しているうちに、まだ見ていない回の話が目に入ることが何度かあった。いまは作品を見終わるまで、人の感想は検索しないことにしている。
よくある疑問
見ている途中で止めて調べるべきか
自分は止めないことにした。流れが切れるし、そのまま調べ物のほうへ気が向いて戻ってこられないことがある。気になった時間だけメモしておいて、終わってから戻る形が続いている。
シーズンをまたぐ作品ではどうするか
前のシーズンで流れた曲が次でも使われることがあり、その場合は記憶があやしくなる。間が空いたときは先にあらすじを読み返して、どこまで見たかを整えてから調べに入る。読み返しのやり方は海外ドラマの新シーズン前にあらすじを読み返すようになった習慣にある。
字幕を頼りにできるか
作品によっては、曲が流れる場面で歌詞まで字幕に出ることがある。そこに出ていれば一行を検索するだけで済むので、まず字幕を表示させて確認するのは早い。ただ台詞だけの字幕も多く、期待できるのは半分くらいだった。
いまの手順
見ている間はメモだけ、終わったらエンドロール、それで出なければ話数と場面で検索、最後に音から探す。この順番に固めてから、三十分かかっていた寄り道が五分ほどで片づくようになった。調べる時間が短くなったぶん、二度目を見る余裕が増えたのがいちばんの収穫だった。

