短編作品だけ見る週をつくったら消化のリズムが整った実感

積んでいる作品が四十本を超えたあたりで、見るのが義務のようになっていた。二時間の映画を開くのに気合が要る。開かないまま日が過ぎて、リストだけが伸びる。

一週間だけ、三十分以内の作品しか見ないと決めてみた。短編映画、一話完結のドキュメンタリー、二十分前後のアニメ。長いものは一切開かない。

一週間で十一本

結果として、その週は十一本見た。普段の週は二本か三本なので、単純な本数としては四倍近い。もちろん一本あたりが短いので総時間は変わらないのだが、見終わった回数が増えるというのは、想像していたより気分に効いた。

平日の夜、寝る前の三十分に一本入る。この「入る」という感覚が久しぶりだった。二時間の枠を確保しようとすると、平日には物理的に置けない。置けないから週末に回して、週末には他の予定が入る。積み上がる理由はここにあったのだと思う。

もう一つ変わったのが、選ぶときの慎重さだった。二時間の作品を選ぶときは、失敗したくないので事前に評価を調べる。三十分なら、外れても三十分で済む。結果として、普段なら手を出さない題材の作品にも触れた。この週に見た十一本のうち、三本は自分の好みから明らかに外れたジャンルだったが、そのうち一本は今年見た中でいちばん印象に残っている。

短編を探すのが意外と難しい

やってみて困ったのは、短い作品が探しにくいことだった。配信サービスの一覧は基本的に長編中心で、上映時間で絞り込める機能があるサービスは限られる。

自分がやったのは次の三つ。

  • ドキュメンタリーのカテゴリを開く(一話完結で三十分前後のものが多い)
  • アニメの一話ものを一覧から拾う
  • 短編集としてまとめられている作品を探す

特に三つ目が当たりだった。短編を数本まとめた作品が意外とあって、一本ずつ区切って見られる。全部見終わらなくても、区切りがはっきりしているので中断の罪悪感がない。

連続ものは対象から外した

一話が二十分でも、連続ドラマは今回の対象にしなかった。次が気になって二話、三話と続けてしまい、短編を見る趣旨から外れる。自動再生をオフにした話で書いたのと同じ問題で、連続ものは自分で止める判断がいる。

短編を集めた特集ページが期間限定で用意されていることもあり、そういうときにまとめてリストへ入れておくと、次の短編週が楽になる。

その後どうしているか

一週間で終わりにするつもりが、今も月に一週間くらいは短編週にしている。積みが増えてきたと感じたときのリセットとして使っている感じだ。

効果として大きかったのは、長編に戻ったときのハードルが下がっていたことだった。見る習慣そのものが戻っているので、二時間の作品を開くのに気合が要らない。積みを減らすには積みを崩すしかないと思っていたのだが、崩す前に助走をつけるという方法があったらしい。

リストの整理そのものについては「あとで見る」を定期的に整理した話にも書いた。減らす作業と、見る作業。両方が必要だった。

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