我が家はずっとスマホやタブレットの小さな画面で動画配信を見ていたのですが、家族と一緒に見る機会が増えてから「やっぱり大きなテレビに映したい」と思うようになりました。最初はスマホの画面をそのままテレビへ飛ばすミラーリングで済ませようとしたのですが、結局それはやめて、テレビ側に小さな端末を足す形に落ち着いています。その経緯と手順をまとめておきます。
実際に選ぶときはスティック型のストリーミング端末を、対応しているサービスと操作感だけ見比べて決めました。値段の差より、自分が使うアプリが入っているかどうかのほうが効きます。別の系統の端末は別の通販サイトでも選べます。
先に結論:どちらを選ぶか
ミラーリングで足りる場面
- たまにしかテレビに映さない。常設する必要がない
- 写真や撮った動画を家族に見せたいだけ
- 出先や実家など、機器を置きっぱなしにできない場所で使う
- 新しい機器を増やしたくない
端末を足したほうがいい場面
- 毎日のようにテレビで動画配信を見る
- 見ている最中にスマホを別の用事で使いたい
- 家族それぞれのアカウントで見たい
- 途切れるのが我慢できない

ミラーリングをやめた三つの理由
映像が途中でカクつく
いちばん大きかったのがこれです。スマホで再生した映像を無線で飛ばしているので、宅内の電波の状態がそのまま画質に出ます。短い動画なら気になりませんが、一本まるごと見ようとすると必ずどこかで引っかかりました。
スマホが拘束される
映している間、スマホは再生専用の機械になります。途中で通知が来れば画面に出てしまうし、別のことに使えば映像が止まる。バッテリーも見ている時間ぶん減っていきます。二時間の映画を一本見るには不向きでした。
アプリによってはそもそも映らない
これは後から知ったのですが、権利保護の都合でミラーリング自体を許可していないアプリがあります。写真は映るのに動画配信だけ真っ黒になる、という状態になって原因が分からず困りました。
端末を足すときにやったこと
手順1:テレビの入力端子を確認する
意外と見落としがちなのが、手持ちのテレビにどんな端子があるかという点でした。数年前のモデルでもHDMI端子さえ空いていれば、あとは差し込むだけで使えます。専門的な工事は要りません。
私の場合は録画機やゲーム機で端子がほとんど埋まっていたので、使っていない古い機器をひとつ外して空きを作りました。この「差し込む場所を用意する」だけで、あとの作業がぐっとラクになります。
手順2:差して電源を取る
端末は差すだけですが、別途で電源が要ります。テレビの端子から給電できる場合もあれば、コンセントが必要な場合もあるので、テレビ裏にコンセントの空きがあるかを先に見ておくと慌てません。
手順3:初期設定をする
無線のパスワードを入れて、自分のアカウントでログインするだけでした。機械が得意でない自分でも、箱を開けてから十五分ほどで見られる状態になりました。文字入力がつらい場合は、スマホのアプリから入力できる機種を選ぶと楽です。
買う前に確認しておく四つ
- 自分が使っているサービスのアプリが、その端末に用意されているか
- テレビ裏のHDMI端子に空きがあるか。無ければ何を外すか決めておく
- テレビ裏にコンセントの空きがあるか
- テレビの解像度に見合った機種か。古いテレビに上位機種を挿しても差は出ない
整えてみて感じた一番のメリット
環境を整えて一番良かったのは、視聴が「一人の作業」から「家族のイベント」に変わったことでした。小さな画面を覗き込んでいたときは各自バラバラに見ていましたが、テレビに映すようになってからは、同じ作品を見て一緒に笑ったり感想を言い合ったりする時間が増えました。
配線や設定でつまずくのが怖くて後回しにしていましたが、やってみれば拍子抜けするほど簡単でした。スマホだけで見ている方は、一度テレビに映す環境を試してみると、同じサービスでも満足度がかなり変わるはずです。
置き場所とリモコンの管理も地味に大事
環境が整ってから気づいたのは、端末専用のリモコンがひとつ増えるという点でした。テレビ本体のリモコンと使い分けることになるので、我が家では小さなトレーを用意して定位置を決めました。これだけで「リモコンが見当たらない」という朝晩のプチストレスがなくなりました。
また、端末をテレビ裏に差しっぱなしにする場合は、コンセントの空きや配線の取り回しも一度確認しておくと安心です。延長ケーブルを一本用意しておくと、端末の位置を自由に調整できて電波も拾いやすくなりました。細かいことですが、こうした準備をしておくと、あとから不便を感じることが減ります。
置き場所を決めるときに見た点
- テレビ裏の奥まった位置に差すと電波を拾いにくい。延長ケーブルで前へ出す
- 端末は発熱するので、他の機器と密着させない
- リモコンの定位置を先に決める。増えた一本はすぐ行方不明になる
- 電源タップの空きが一つ埋まるので、他の機器と取り合いにならないか見ておく
- テレビを壁寄せにしている場合、差した端末のぶん奥行きが要る
よくある疑問
テレビに最初からアプリが入っていれば端末は不要か
使えるなら不要です。ただ、テレビ内蔵のアプリは動作が重かったり、数年でアプリの更新が止まったりすることがあります。どちらが快適かはスマートTVとスティック端末を比べた記事のほうで細かく書きました。
それでも映像が止まるときは
端末を足しても止まるなら、原因は端末ではなく回線側です。無線をやめて有線につないだときに何が変わったかは、4K再生の途切れが直らず無線から有線に戻した判断に書いてあります。
引っ越し先や実家でも使えるか
持ち運んで別のテレビに差し替えることはできます。ただし接続先の無線を毎回登録し直す必要があるので、頻繁に持ち歩くならミラーリングのほうが身軽かもしれません。据え置きで使うのか持ち歩くのかで、選ぶものが変わります。
画面を毎日使うほど気になってくるのが汚れで、テレビ画面のホコリと指紋をためない手入れを別の記事にしています。
端末をつないだあとに、どの配信サービスを契約するかで迷う場合は、動画配信サービスを比べるときの選び方で比べる項目を整理しています。
この記事で紹介した商品
- スティック型のストリーミング端末(別の系統の端末は別の通販サイトでも選べます)
あわせて読みたい
端末を足すと当然ケーブルも増える。その後どう片づけたかはテレビまわりの配線を整理した話のほうにある。
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